焦らさずに、お客様の主訴から施術を始めよう。
世の中には推理小説のように結論を最後に持ってくる場合もあれば、コース料理のように真ん中にメインディッシュがくる場合もあります。
ブログは、結論を先に持ってくる方が読まれやすいかなw
施術は、主訴(お疲れの場所)から始めるのが反応が良いです。
主訴を後回しにしてクレームに
そう、私はお疲れの場所を後回しにして、クレームを頂いた事が過去にあります。
少しせっかち気味な女性のお客様が来店された時に主訴は「首が疲れている。」でした。
私の施術は基本は首を最後に触るので、その時は他の場所から入り、首を最後にやりました。
施術後に女性が不満足そうな顔で首をさすっていたので、「もしかして、強くやり過ぎました??」と聞いたら、「いや。」と返事が。
後日この女性のお客様が「前にやってくれた人(私の事)が首って言ったのにやってくれなかった。」と他のスタッフに言っていたのです。
主訴を早く触らないとイライラしてくる
この女性のお客様は、最後に首を触られるまで、恐らくずっと「首って言ったのに全然やってくれない!」とイライラしていたのだと予想できます。
始まる前に、「他の場所からほぐして、首は最後にじっくりとほぐしますね。」と一言お客様に言っていたらこんな事にはならなかったと思うのですが。
そのクレームを頂いてから、私は主訴を先に触ってから、全体をほぐしまた更に主訴に戻るという施術パターンに変更しました。
お客様が満足すれば何でもいい
実は、施術方法にもいろんな理論があり、
「足裏から始めると、足裏の反射区を刺激する事で全身がほぐれやすくなる」とか
「右が張っていると言われたら、左から始める事で、連動して右がほぐしやすくなる」とか。
私も、そういった理論的な方法を実施していた頃もありますが、今は単純に触って欲しい場所を先に触るようにしています。
あれこれ理屈をこねるよりも、治療ではないので、「お客様が満足さえすれば何でもいいんだよね。」と思っています。