感謝されたいのなら循環させよう『感謝のペイフォワード』
私達の仕事は、とても人から感謝の言葉をもらいやすい仕事です。
その場で「気持ち良かった~。」とか「有難うございます!!」とか言って頂ける事が多く、そんな言葉を聞くと、仕事をやっていて良かったな、と思います。
それに、喜んでくれたお客様は、1週間くらいで再来店される方もいて、指名をもらえたりする事で結果が見えやすいです。
この業界は店のリピーター率が20%を下回ると、経営が危なくなってくると言われています。
感謝の言葉を貰いにくい仕事
先日、住宅機器メーカーの友人と話す機会がありました。
住宅機器とは、キッチンやバスルーム、洗面台などを製造販売する仕事です。彼女は自分の仕事を結果が見えにくい仕事と言っていました。
キッチンや、バスルームなど1回買ってしまうと、当たり前ですが、何十年も変えないですし、自分がアドバイスして買ってもらった商品の完成を見る事が出来ない。
リピーター客はほとんどいないし、自分がアドバイスをして選んだ商品の反応や感謝の言葉をほとんど貰えない、と。
それでも、キッチンやバスルームが家に入った後に、感謝してお菓子などを持ってくるお客様も稀にいるそうです。
きっと、そういう事の出来る人は、『感謝をペイフォワード』しているんだな、と聞いていて思いました。
ペイフォワードの意味が分からない人はググって下さい(笑)
感謝を世界に回していく
店員さんに勧められて買った商品がとても良くても、わざわざ店員さんに購入後に「ありがとうございます。」って言いに行く人って少ないと思うんです。
でも私は、幸運を掴む人ってそういう人じゃないかな、と。
例えば、すごく参考になるブログがあったら「参考になりました。」とブコメする。
自分が選んだのではなく、店員さんが選んでくれてすごく良い買い物が出来たら、次回もその店を使ってあげる。
私事ですが、結婚式の時レンタル衣装のスタッフさんが選んでくれた着物が、とても評判が良かったので、もう2度と会う事はないけれども手紙を書いてお礼をしました。
そのスタッフさんから、嬉しそうな手紙が返ってきました。
自分に何か良い情報を与えてくれたり、良い買い物をさせてくれた(通りすがりの)人にも、感謝を伝えられる人になりたいと改めて思っています。
どちらでもいい中途半端な人には感謝を沢山伝えているのに、大切な人や利害が絡まない本当の他人だけれども良くしてくれた人にお礼を言わない事って多いのではないでしょうか??
私は仕事上、毎日お客様から感謝の言葉をよく頂きます。
それって当たり前と思わずに、頂いている分『感謝の言葉をペイフォワード』していきたいです。
貰ったものは、自分のところで止めてはいけないのです。循環させていく。
情報も感謝も何もかも。
そうして、自分にも巡ってくるのです。