【体のほぐし方】筋肉に対してのアプローチの仕方
*セラピスト向けの記事になります
前々からハッキリと掴めなかった事。
「筋肉の向きに沿ってほぐした方が良いのか、それとも筋肉の向きに逆らってほぐした方が良いのか」
ということ。
アマゾンで見ていたら、人体模型の全身タイツがありました(笑)
よ~く見ると、筋肉には方向がありますね。
よく言われるのは、「筋肉を切るようにほぐすと、繊維が切れてもみ返しになるから沿って施術しましょう。」と。
でも、切るようにほぐした方が効いている感じがするし、お客様も「効くね~。」と喜んでいる事もあり、迷っていました。
それの答えがやっと出ました。
それは人によって使い分けるというもの。
筋肉に沿って施術をする人
・揉み返しやすい
・細い
・体が冷えている
とにかく揉み返しやすそうな人は、沿って施術
筋肉に逆らって施術をする人
・張りすぎて、筋肉に沿ってやっていたら時間がかかりすぎる人
・揉みなれている
・強め希望
そして、その為には主要な筋肉だけでも方向を頭に入れておかなければいけません。
部位によって切るか沿うか変えても良いです。
小手先のテクニックではなく、解剖学を学ぶ事が如何に大切か感じています。
暑いからって下着を付けずに仕事をするのはあり??
先日、昼過ぎに職場に行ったら2人のスタッフから
「Tさんが、ノーブラで仕事をしてるの!!」
「完全に傍から見ても、ポチポチが見えて下着を付けてないのが丸分かり。」
「私達が注意しても、Tさん聞かなくて。今、絆創膏を付けて仕事をしている。」
「お客さんに触れる仕事だし、一緒に働いている私達までが変な目で見られたら困る。」
と口々に言われました。
店長である私から注意をして欲しいと言われました。
Tさんはかなりふくよかな体形をしており、胸も大きくてブラジャーをすると暑いので外しているそうです。
少し前にTさんが、汗だくで仕事をしていたので、「汗がすごいですよ!!着替えた方が良いです。」と言った事もあるけれど、
「ブラジャーを付けて下さい。」と1周り以上の女性に注意するのも気が重い。。
というか、バンドエイドを胸に付けて仕事をしているの所で、大爆笑してしまい、笑い事ではないという空気が流れたり(笑)
海外ではブラジャーを付けてない人も沢山いるけれども、日本だとこうも問題になってしまうのね、なんて。
頭ごなしに「ブラジャーを付けろ。」では拒否反応を示されるし。
相手の言い分を聞き、どうしても暑くて嫌ならばせめて外から分からないようにして欲しいという話をしようかと、シミュレーションをしつつ職場に向かいました。
う~ん、気が思い。
そして、噂のTさんが出勤してきて胸の所を見たら、ブラジャーの線があったのでホッと一安心。
今日はノーブラじゃなかった(笑)
でも、ブラジャーの線は卑猥ではなくノーブラは卑猥なんて、凝り固まった信念なのかもな~なんて思いました。
私が店長として1番心掛けている事。
5月から店長になって早2ヶ月。
人を大きくまとめたり、沢山指示したり・・・・
という事はしておりません!!(笑)
まぁ、あまりリーダーらしからぬ店長ですが、いくつか心掛けている事があります。
その中での1番は「公平に接する」という事です。
例えば、何か頼み事をする時ってついつい頼みやすい人に頼んでしまうのが人情というもの。
でも、頼みやすい人は「良いですよ~。」と笑顔で引き受けてくれるのだけれど、それに甘んじて毎回頼んでばかりいると、顔には出さないけど(なんで私ばかり頼まれるんだろう。良い様に使われてる)とその人の中で澱の様なものが溜まってくるんですよ。
逆に、頼まれない人は自分だけ頼まれなくて、疎外感を覚える場合もありますし。
特に私は、シフトを作っているので、その穴を埋めるのについつい独身の人を頼ってしまいそうになります。
だからこそ、なるべくみんな平等にシフトの穴を埋めてもらう事にしました。
子持ち主婦は、夜は無理かな~なんて思いましたが、いやいや飲み会には来ているし月1度くらいなら協力してもらおうと。
そんなこんなで、店は上手く回っている感じです。
「人に好かれる事よりも、公平性を重視する」それが、私の店長としての信念です。
人が論じた理論は鵜呑みにするな。学(がく)を学べ。
ツイッターで、同業の方がすごくお勧めしていた本が気になって読んでみました。
スタバで隣の席の女性が「朝めっちゃ足がむくんで…」って話してるから今読んでるこの本渡したいし、どうやったらむくみを解消できるかお伝えしたいけど、変な人になっちゃうから自粛しました。 pic.twitter.com/ZCNnybXxpe
— ひら@ミニマリスト整体師 (@ShpTomoya) 2017年5月27日
こちらの本
吉永桃子さんの『美脚思考』
表紙の写真からして、ふわゆるっぽい内容かな・・・とあまり期待していませんでした(すみません)
ところがどっこい!!中身は、理論に基づいた骨格からの仕組みで美脚を作るというすごく良い内容の本でした。
今、この本の内容を必死で実行中です。
内容については、今回は触れません。
最後のあとがきに、作者の吉永さんの師匠が言ったセリフがすごく痺れるセリフでした。
「人が論じた理論は鵜呑みにするな。学(がく)を学べ。そしてその事実をもとに治し方は自分で考えろ。」
さまざまな情報があふれる現代だからこそ、普遍的な基礎を学び自分で考えるという事なんですよね。
最近読んだ堀江貴文さんの『多動力』でも、堀江さんは刑務所の中で自己啓発書ではなく検察という組織を、その歴史から海外事例に至るまでとことん調べたと書いていました。
知識の幹となる本質にたどり着く事が出来る。それこそが教養だと。
お手軽で読みやすい文章を読む事が多かった私ですが、気になった事はとことん調べあげる事で自分の物になるんだなぁとようやく気付きました。
もっと本物の教養を身につけたいです。
予約がとれないとキレるお客さん・・・・。
忙しい日曜日、14時頃店の電話がなりました。
間15分のインターバルで、おにぎりを頬張っていた私は慌てて飲み込み電話に出ました。
お客さん「2人ですぐに行きたいんだけど~。」
私「お二人様ですと、18時からご案内可能です。」
次の瞬間、
「平日の夜も2,3回断られたんだけど、スタッフの人数どうにかならないの!?」
急に怒鳴られ、面食らう私。。
私「人数ですか・・?」
お客さん「人数を増やせないかって言ってるの!!」
私「私達も最大限の努力はしていますが、予約優先なのでまたお早目にお電話下さい。」
お客さん「また電話する!!」ガチャ!!!
う~ん、ホントたま~にこういう我が儘なお客さんいるんです(泣)
自分が早めに予約入れてくれれば良いものを、ギリギリに電話してきて思い通りに予約がとれないと、自分を優先させて欲しいとかこっちのスタッフの数がど~のとか言ってくるの。
どのお客様も同じ条件で予約をとっているから、早く電話をくれれば良いだけの事なのにね。
店に来ようとしているお客様は、疲れている人が大半なので、ささいな事でイライラするのかもしれないな~と思いました。
それにしたって、理不尽だ~!!!
自分も疲れていても、店員さんをサンドバックに暴言を吐いたりしないと心に決めました(当たり前だけど)
ちなみにお客様からの予約の電話で意に添えない場合でも、お客様が断って会話が終るようにすると、断られた印象が和らぎます(意味分かるかな?)
具体的には、希望の時間が空いてない場合は「○○時からなら予約は可能ですが如何ですか??」
希望のスタッフが空いてない時は「他のスタッフでもよろしければ案内出来ますよ。」
ペアのお客様が一緒に入れない場合でも「別々なら○○時と○○時からなら、ご案内可能です。」
など、今私の店はお客様の数に対してスタッフ数が少ないので、断る時の対応も肝心なんですよね。
電話で怒ってきたお客さんも、周りには他の店もあるのに、うちの店に何度も電話をかけて断られて怒るって・・・・
私の店をそんなに愛してるんだなぁ・・・。
愛は凶器にもなる、というか、こういう店員さんに横柄な態度をとる男性ってDVとかやりそうと勝手に想像してみるのでした(笑)
何の為にその技を使うか考える
今月から、休みの日にセラピストの学校に通う事にしました。
と言っても、私の都合と学校の都合が上手く合わずに、週1日行けるか行けないかなのだけれど。
まだ1日通っただけなのですが、すごく勉強になります。
今までなんとなくやっていた事の意味がいろいろ分かりました。
例えば、施術の初めにお客様の身体の表面を軽く摩擦する事を「軽擦」と呼ぶのですが、それは
・施術を始める前に筋肉の緊張をほぐす為
・体表の毛細血管を広げて温める為
だそうです。
それを意識して軽擦するのと、ただなんとなく軽擦するのでは同じ手の動きでも得られる効果が違うんだろうな、、と感じています。
何の為にやるのか、どのくらいの深さで指を入れる角度はどうなのか、そういう事をちゃんと言葉で説明出来るように施術に向き合っていきたいです。
話しは飛びますが、きっと仕事から離れている場でも、なんとなくの習慣を「これは何の為にやるの??」とか物の置き場でも「これをここに置く意味はあるの??」とか考えるとおもしろいですね。
きっと全ての行動は繋がっているので、施術外でもそういう事を考える癖がつけば施術も感覚だけに頼らずに、もっとロジカルになるのではと。
感覚と理論を併せ持つ事が出来きれば、私の施術力がもっとパワーアップするはず。
そんな事を思っています。
店舗ミーティング。思いはなかなか伝わらないけれど。
昨日の店舗ミーティングにて。
連絡事項と共に私がこの1ヶ月体感してきたことを話しました。
指や手を傷めないために、長く続けるために知っておきたい!|5年以上続くサロン開業!強もみに疲れたセラピストのための技術見直し講座
・手の感覚を研ぎ澄ませてコリを見つけること
・強おししなくても、ポイントさえ合っていれば満足させられること
・強おしは、私達セラピストにとってもお客様にとっても良くないこと
そして、力一杯やらなくてもお客様を満足させられると手応えを感じている事など。
講座で、マリさんが話をしてくれた時は私も含めて4人のセラピストさん達は、真剣な眼差しで話を聞いていました。
だから、同じ内容を私も店のスタッフに話せばみんな興味を持って聞いてくれるはず!!とミーティング前から意気込んでいました。
時間もそんなにないので、簡単に内容をまとめた自作のプリントも用意。
店舗ミーティングで、いざ、その話をすると・・・。
あれ??なんかみんなの反応が薄い・・・(汗)
強もみで指名をいっぱいとっているスタッフは、話を右から左へと流しているし。
他のスタッフも(それは理想論だ・・・)みたいな空気が流れている。
なんか話し終った後、ちょっと落ち込みましたね。
「誰も私の話を真剣に聞いてくれない!!もう店長なんて辞めたい!!」なんて。
でも、一晩経って、(今まで圧をもっと入れて!!)と言われてきた人達からしたら急に私がそんな話をしたところで受け入れられないのは当たり前だよね、、と思いました。
思いは、口で説明したってなかなか届かないけれども、やっぱり諦めずに私が行動して結果を出していくしかないんだなぁと。
そして、そんなに結果が出るなら、自分も真似したいと思ってくれるようになるのが一番ですね。
でも、折に触れて「強さじゃなくて、ポイントだよ。」という事は言っていきたいです。